主な業歴

2017年(平成31年)

①大田区山王の土地100坪の土地売買仲介を実施

深さ10mの鋼管杭が17本埋設されており、その撤去で数百万円の費用を要しました。予め、杭が埋設されていた事が判っていたので、トラブルにはなりませんでしたが、土地の売買では地中埋設物には注意が必要です。また、隣家の越境問題もありましたが、隣家への丁寧なご説明と越境解消をお願いしましてこれも無事解決できました。

 

北区王子で土地売買仲介を実施

この物件では、土地建物引き渡し後に地中障害物(松杭)が発見され、その撤去費用は売主負担となりました。土地売却時には、杭やガラ、防空壕または昔の汲取り槽や浄化槽あるいは第三者の地中埋設管の存在など思わぬ障害物が発見されることも度々あります。土地売却時の事前調査は非常に重要です。

2018年(平成31年)

①板橋区内の地主さんの土地売却仲介をしました。

借家人の退去交渉、親族間の土地共有問題の解消、農地転用、都市計画法の開発行為、隣家との越境問題解消など土地売買契約を行うまでに様々な問題解決を必要とする難物件でしたが、これまでに培ってきた不動産に関する総合的なコンサルティング能力を生かして売買を成立させることができました。

 

目黒区鷹番の地主さんと借地人さんの土地と借地

権の交換契約も成功させました。土地賃貸人にとっても賃借人にとっても、交換によるメリットを詳細かつ具体的に説明できたのが、交換成立の鍵だったと思います。

 

新聞社主催のセミナー講師も積極的に行いました。

テーマは「借地借家と土地活用」です。

2019年(平成32年)

一身上の都合で半年ほど休業しましたが、借地権と底地の共同売却という仲介業務を行いました。土地賃貸借関係での難しさは、相続税路線価で借地権割合と底地割合が明示されているところから、借地人がその割合を「絶対的」なものであり「不可侵」のものであると誤解されている方が多い、という点です。

また、借地権と底地の同時売却は、一方が土地売買契約を解除した場合には、他方も土地売買契約が解除されてしまう、という難しさがあることです。

土地賃貸人と賃借人は、利害対立関係にありますので、これまでの関係がうまくいっていない場合には、仲介業者は、通常の不動産売買仲介業務よりも一層注意深い利害調整(売主買主間の利害調整だけでなく、売主である借地権者と土地賃貸人の利害調整)が必要となることを実感した事例でした。

2020年(平成33年)

第四期目に入りました。

この期の主な業務は、旧法借地権付き区分所有建物の更新業務を引き受けた事です。全戸数が40戸前後あり、その全ての区分所有者から更新料を土地賃貸人が受領し、更新契約を終了させる、という業務です。果たして、業務を完了させることができるだろうか、と不安の中での業務開始となりましたが、最後の一件の区分所有者の更新業務完了までほぼ2年かかりましたが、幸い、全戸の更新手続きを完了させることができました。

この業務では様々な勉強をさせて頂きましたが、何よりもマンション理事長様と管理会社ご担当者様及び土地賃貸人様(複数)のご協力の賜物であること思いました。権利関係が難しくなればなる程、相互理解と協力関係の重要さを教えて頂けた事例でした。

2021年(平成34年)令和元年

いよいよ第五期目に入りました。起業時に5年間は頑張ってみようと思い起業したのですが、多数の方々及び弊社顧問先の諸先生方のご協力とご支援を頂きながら第五期を迎えることができました。お客様とご支援を頂きました方々に深く感謝しつつ私自身にとっても集大成の年とするつもりで第五期のスタートを切りました。

第五期の主な業務は、相続開始に伴う遺産分割のコンサルティング業務から土地売買仲介業務を請け負わせて頂きました。土地売買仲介業務においても、希少性が高く価値は高い不動産でしたが、接道に問題があり販売開始に至るまで半年以上の調査を慎重に行いました。慎重な調査と準備を行った結果、売主様からは大変感謝されました。

これまでの、主な業歴でご紹介させて頂きましたとおり、不動産には様々な問題が潜んでいるケースが少なくありません。これまでの不動産に関する経験と知見に基づき、不動産にまつわるご不安や悩みをお持ちの方々のお役に立つことができますよう一層努力していきたい、と思っております。

第六期目に臨んで・・・

第六期のスタート(2022年7月)時点で私は65歳となっておりますが、仕事に対する気力は充実しております。また、ご相談者様のお役にたちたいと強く思っております。弊社のホームページは、5年間一度も更新しなかったのですが、

今後は少なくとも1か月に1回はトピックスを更新して参りたいと思っております。今後とも、何卒、宜しくお願い申し上げます。