不動産コンサルティング業務とは?

不動産コンサルティングとは、その名の通り、「不動産のコンサルティング業務(相談業務)」です。 不動産に関する疑問や悩み事を引き受け、豊富な知識と経験を元に適切な解決法やアイデアを提示します。 一般的な不動産業務とは、建物や土地を売買したり、売買の媒介などを行ったりすることです。

 

 

「不動産コンサルタントに頼らなくても、土地・建物などの不動産に関することなら不動産会社や建設会社でも相談できるのでは?」と、思う方がいるかもしれません。たしかに、不動産売買に関することなら不動産会社、建て替えやリフォームに関することなら建設会社に相談できるかもしれませんが、相談先によっては利害関係が生じる場合があります。

たとえば、売買を中心とした不動産会社に相談を持ちかければ、本来は有効活用が最適解となる土地であるにもかかわらず、売却を勧められることもあるでしょう。こうした客観性を欠いたアドバイスではなく、顧客の利益になる最善かつ中立的なアドバイスをできるのが不動産コンサルタントなのです。

これは、不動産コンサルティング業務が「不動産に関する専門的な知識・能力を活用し、公正かつ客観的な立場から、不動産の利用、取得、処分、管理、事業経営及び投資等について、不動産の物件・市場等の調査・分析等をもとに、依頼者が最善の選択や意思決定を行えるように企画、調整し、提案する業務」と定義づけられているからです。